【雑談】LUNAで大損をこいた話
2022.08.122022年5月に、LUNAというトークンが暴落した、というニュースは皆さんも何となく知ってらっしゃるのではないでしょうか?
仮想通貨を深くやられている方はもちろん知ってるでしょうし、そうでない方でもYahooニュースの記事にもなりましたから、大きな反響を呼んだと思います。
ほぼ1日で、1LUNA=8,000円したものが、無価値となりました。
ちなみに、私もLUNAには80万円分くらい投資しており、その暴落の煽りを喰らった1人であります笑
LUNAは韓国発の仮想通貨であり、Do Kwon氏がTerra form Labという会社の代表です。
Terraのエコシステムは個人的に素晴らしく、USTが普及するならば、LUNAの価値は無限に上がっていくと、本気で思っておりました。
それぐらい魅力的な通貨だったのですが、最強の欠点がありました。
それは、アメリカ(SEC)🇺🇸に楯突いたことです。
LUNAは、USDという世界最強の基軸通貨を盾にしてましたが
結局、アメリカ(SEC)はそれを許していなかったと個人的に思ってます。
韓国発の通貨が、アメリカ最強のドルを模倣して、天下を取ろうとしているーーこの事実は、背後にあったことを僕はもっと早くに気づくべきだったと思います。
ここでは、簡単にLUNAの暴落のお話をしたいと思います。
そもそも、LUNAとは何でしょうか?
LUNAとは、ステーブル型アルゴリズムに基づいたコインであり、UST(Terra USD)という1UST=1ドルでペッグされたコインとセットのものです。
USTに対するdemand(需要)が高まれば高まるほど、LUNAの総供給量は減少していきます。この減少方法をバーン(焼却)と言います。
つまり、LUNAの価格は上がるのです。
逆も然りです。USTが売られて、需要が下がると、常に1ドルをキープするためにLUNAが発行されて、価格が下がります。
LUNAは単独でどうこうできるコインではなく、あくまでUSTに対して将来期待できるのならば、投資していってね、というコインです。
実際にアメリカの野球観戦場で、USTの試験的導入が決定されかけたりしましたから
マーケティング自体は上手かったと個人的には思ってます。
しかも、現在のドルにペッグしたステーブルコインというのはUSDT、USDC、BUSDなど、株や債券、現預金などに裏付けされてペッグを保っているコインがほとんどなのですが、それ全てが、中央集権的な管理がされているため、Decentralized (非中央集権的)なステーブルコインというのはあまり存在してませんでした。
その地位を、LUNAーUSTの隆盛により、非常に高い時価総額を以て上昇していたのです。
ですが、2022年5月に組織的な犯行(TRXの創始者であるジャスティン・サン氏も首謀者の1人だったと噂されてますが)により
USTが1ドルのペッグが外れてしまいます。
どこかのDEXのプール内にある大量のUSTを一斉に引き出したせいで、ユーザーがUSTに対して危機を覚えて、一気にUST売りが進んだのです。
USTが売られると、その1ドルのペッグを直そうとしてLUNAがアルゴリズムにより自動的に売られます。
1ドルのペッグが中々戻らず、LUNAは底なしで、価格を暴落させて行ったのです。
それが一夜にして、LUNAが8,000円→無価値まで落ちたことの簡略的な説明です。
もっと詳しい事情や、詳細をお知りになりたい方は、GoogleやTwitterを検索していただければと思います。
他にも、Anchor Protocolの問題など、複合的に起きるべくして、起こった事件であり
これは、事情を知らない人が見ても「仮想通貨はやっぱり怖い」程度の印象しか与えなかったと思います。
私もLUNAに対するリスクは認識しておりましたが、今となっては投資額を半分に減らせる場面もあったので、そこで減らしておけば良かったと後悔しております。。
以上が、LUNAの暴落事件でした。
同じように損失を被った方は、今年の他の銘柄の利益と損益通算して、できるだけ所得を圧縮させましょう。。
そして、強く生きましょう。僕も頑張ります笑